屋根さんのつぶやき

何気ない日常や模型話を気楽に「つぶやき」ますので、どうぞよろしくお願いします。

-1/72零戦21型・筑波空

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屋根裏部屋の男こと私が日々の何気ない日常を毎日つぶやきます!
模型話、旅先での話にグルメな話、色々な事を「つぶやき」たいと思っていますのでご一読を・・・
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1/72零戦21型・筑波空作成記~その1

趣味の模型工作、新・作成記開始です。

戦艦大和の艦橋を作成中ですが(^m^)>
今年の「やまつくオフ会」開催日が決定し、大和は未だ未完のままである事から、持ち込みの新作ジオラマを作ろうと言うお話です(笑)

そこで、今回の作品のお題は写真の「筑波海軍航空隊練習機」です。
201806161100001
※写真は資料写真を撮影し転載。

零戦21型と呼ばれた旧日本海軍の戦闘機を、筑波海軍航空隊でパイロット養成の訓練用に使用されていた「練習機」として再現したジオラマ作品を作ります。

使用するキットはこちら!
201806161223001

ファインモールド 1/72日本海軍零式艦上戦闘機21型 「至高のゼロ」
(月刊モデルグラフィックス2007年11・12月号付録)
201806161111001
201806161111002

このキットは、昨年の「やまつくオフ会in伊勢志摩」のじゃんけん大会にて大和魂さんよりゲットした商品でした(笑)
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※写真はオフ会にて大和魂さんより景品を受け撮るの図w

何故か?
本来艦船モデラーであるおいらなのですが、オフ会の度に「飛行機キット」が手元にやって来て~飛行機作品ばかり作っているのは気のせいか?!

しかし、このキットを大和魂さんから受け取ったその時から、既に「筑波空」の機体に仕上げようと、脳内モデリングは始まっていたのです(笑)

そして、先日「筑波海軍航空隊記念館」で大和魂さんと再会し、いよいよ始める事を決意したと言う訳です。
201806031220001

ちょいと古い「付録」のキットでしたので、先ずは欠損が無いかパーツのチェックから入りましたが、保存状態が良くて問題無さそうです。
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先ずは胴体の工作より開始します。
こちらがキットオリジナルの機体パーツですが。。。
201806161140001

今回は「練習機」としますので、胴体後端覆いを取り外した状態を再現する為、その部分をデザインナイフで慎重に切り離す作業から始めた。
201806161219001

写真等の資料を見ながら、パネルラインに沿って胴体後端覆い部分を切除した状態で仮組みをして見え方を確認し作業を進めます。
201806161221001

キットパーツ切りっぱなし後部断面の状態。。。
201806161221002

実機の写真との比較。
「連戦」とも呼ばれた「練習用零戦」は機体の整備の便を考慮し、胴体後端覆いや、主脚のカバーの一部を取り外して運用されていたそうです。
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尾輪も仮組して、この断面部分の工作範囲が確認出来ました。
201806161244001

資料を基に、完成後見える範囲だけ、プラ板の短冊で内部フレームを再現。
201806171021001

尾輪やダンパー類の細かなディテールは、また後の日に再現する事に。。。
201806171022001

ここからは機体内部の工作を進めます。
キットのパーツを指示通りに接着固定して行きまして。。。
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操縦席を組み立てました。
201806171058001

キットでは凹モールドで再現してあった「軽め穴」のみピンバイスで穴を貫通させて、それらしく改良しています。
201806171058002

胴体を仮組みし、干渉する箇所が無いかチックしながらの作業です。
201806171301001

元々ファインモールドさんの原型金型が素晴らし物で、1/72スケールでありながら細かなパーツ割と、全体的なモールドも確りと再現されている素晴らしいキットなので、手を加えるのも最低限にしてキットのまま組み上げる事にします。
201806171350001

そんな訳で、発動機(エンジン)もキットのパーツをそのまま組み上げ。
201806171446001

仮組みを繰り返しながら。。。
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主翼など主要パーツの組み立て接着が終了しました。
201806241648001

操縦席部分はこの状態で塗装を先に済ませてから、組み込んで胴体パーツを接着し、次の行程に進む事になります。
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仮組みをしてここまでの仕上がり確認です。
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もう零戦の容姿が伺えますね♪
201806241643000

胴体後部については、後の日にプラ材を駆使して作り込む予定です。
201806241643001

この機体を使ってどんなジオラマ作品になるのか?!
201806241643002

それはもう少し先のお話!
お楽しみに~(^^ゞ

1/72零戦21型・筑波空作成記~その2 へつづく


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1/72零戦21型・筑波空作成記~その2

趣味の模型工作の時間です。

戦艦大和の艦橋を作成中ですが(^m^)>
今年の「やまつくオフ会」開催日が決定し、大和は未だ未完のままである事から、持ち込みの新作ジオラマを作ろうと言うお話です(笑)

ファインモールド 1/72日本海軍零式艦上戦闘機21型 「至高のゼロ」
(月刊モデルグラフィックス2007年11・12月号付録)

このキットを使い、筑波海軍航空隊でパイロット養成の訓練用に使用されていた「連戦」とも呼ばれた「練習用零戦」として再現したジオラマ作品を作ります。

と言う訳で!
1/72零戦21型・筑波空作成記~その1 につづき~その2です。

前回、「連戦」用に機体の後部を切り取り、それ以外はキットそのまま組み上げると言う事で、その工作を公開しました。

今回は、この写真の部分、飛行機モデルの作成工程として先に仕上げなければならない、機内操縦席部分の完成までを公開します。
201807151721001

ここまで組み上げたパーツを塗装する為に、先ずは下地のサフを吹きました。
201807141112001

サフの乾燥後、下地色としてマホガニーを吹いています。
201807141154001

下地色が充分乾燥したら、基本塗装をします。
日本海軍機通例のコクピット色(三菱系)をエアブラシ塗装します。
201807141439001

マホガニーベースで、濃淡がつくようにコクピット色を吹いた後、ハンドピースのカップの中に残っている塗料に、イエローを足して調色し、3段階ほどのハイライトになる様に上から吹きます。
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色味は白い模造紙に試し吹きしながら調整し、グラデーション塗装しています。
201807141546001

因みに、おいらが使っているエアブラシはコンテストの副賞ポイントで頂いた
「エアブラシワークセット メテオ」です(^m^)>
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エアブラシ塗装のいい所は、混ぜ合わせて調色した塗料を吹ける事!
塗装後の洗浄などメンテナンスが面倒ですが、これを使いだしてから塗装表現の幅が格段に広がりました。

基本塗装が乾燥したら仕上げ塗装に入ります。
201807151111001

これも定番となりましたが~エナメル塗料のフラットブラウン&フラットブラックを溶剤で薄め、筆で墨入れを兼ねたウォッシング塗装を施しました。
201807151120001

余分な塗料を溶剤をつけた綿棒で軽く拭き取ります。
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筆塗で細かな部分の塗り分け作業をしています。
201807151205002

レバー類のモールドに赤色を点塗りしたりするのですが、老眼にはキツイ作業となって来ました^^;
201807151205001

機内後部を青竹色でエアブラシ塗装し塗り分けています。
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細かな塗り分けが済んだ状態です。
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最後に、アルミシルバーでドライブラシを施しまして、後付けの小さなパーツを接着して機内の塗装作業完了です。
201807151238001

塗装を充分乾燥させたら、キット付属の水性デカールで計器類を再現します。
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デカールのシートから必要な部分だけハサミで切り出します。
201807151505001

今回もマークセッターとマークソフターを使って貼り付けます。
201807151507001

貼り付ける計器シールを確認し、のりしろ部分を丁寧に切り離します。
極小ですので鼻息で飛ばさないように注意!(笑)
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万年皿にティッシュペーパーを敷き、水を含ませた所にデカールを置いて、台紙からシールが浮いて来たらピンセットでスライドさせる様に取りまして。。。
201807151511001

マークセッターを塗っておいた貼り付け位置に貼り、ピンセットの先で慎重に滑らせながら位置決めをします。
シール毎に一つ一つ同じ事を繰り返します。
201807151515001

デカールが貼れたら、マークセッターが乾くまでは、絶対に触ってはなりませぬ~タイムです。
綿棒などで水分を取り、上から軽く押さえる等の説明もありますが、それはあくまでも「水のみ」で貼り付けをする場合の事であり、マークセッターはデカールの糊成分を含み、シールを柔らかくする作用もある為、下手に触ると綿棒などに貼りついて剥がれたり、破れたりするからです。
201807151537001

ある程度乾燥したら、その上からマークソフターを優しく塗ります。
201807151547001

デカールの軟化剤ですので、メーターパネルの凹部分にデカールが馴染むように、乾燥と共に密着してくれます。
201807151547002

マークソフターが完全乾燥したら、水性のつや消しクリアーを吹きコートします。
これで綺麗にデカールが貼れ、極小なのにリアルな計器パネルとなりました。
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残りのパーツを全て操縦席に接着して完成です!
201807151728001

写真では大きく写っていますが、機体も含めてとっても小さなキット!
201807151729001

老眼にはキツイ塗装作業でしたが、何とか狙い通りの仕上がりとなりました♪

機体に組み込んでしまうと殆ど見えなくなる部分ですので記念撮影です(笑)
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201807151723002

これで、操縦席部分の完成です!


1/72零戦21型・筑波空作成記~その3 へつづく


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1/72零戦21型・筑波空作成記~その3

趣味の模型工作の時間です。

戦艦大和の艦橋を作成中ではありすが(^m^)>
今年の「やまつくオフ会」開催日が決定し、大和は未だ未完のままである事から、持ち込みの新作ジオラマを作ろうと言うお話です(笑)

ファインモールド 1/72日本海軍零式艦上戦闘機21型 「至高のゼロ」
(月刊モデルグラフィックス2007年11・12月号付録)

このキットを使い、筑波海軍航空隊でパイロット養成の訓練用に使用されていた「連戦」とも呼ばれた「練習用零戦」として再現したジオラマ作品を作ります。

と言う訳で!
1/72零戦21型・筑波空作成記~その2 につづき~その3です。

前回、機体内部の操縦席の塗装作業をして完成させました。
今回は機体パーツを接着し貼り合わせますので、その後ほとんど見えなくなる操縦席周りの撮影をしておきました。

操縦席左側写真。
201807221120001
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操縦席右側写真。
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と言う訳で、機体パーツを接着するのですが、その前に、機体内部の塗装の折に接着部分についた塗料を、溶液を染み込ませた綿棒で丁寧に拭き取りまして準備完了です。
201807221131001

機体のパーツの接着には流し込み接着剤を使用します。
201807221136001

機体の左右パーツを接着し、操縦席が組み込まれました。
201807221138001

機首上面のカバーを接着すると操縦席部分がほとんど見えなくなりました。
201807221140001

続いて主翼パーツを接着固定しました。
201807221149001

機体パーツが貼り合わさりましたので、尾輪の工作を進めるのですが、主脚パーツを仮組みして尾輪パーツの取り付け角度などを確認しました。
201807221156001

「練習機」としますので、胴体後端覆いを取り外した状態を再現する為、その部分を切り取っていましたので、キットには無いパーツを自作して行きます。
201807291159001

写真資料等を参考に、プラ板を切り抜きながら、尾輪のダンパー取り付け金具と、垂直尾翼ラダーの軸受け金具を工作して接着固定しました。
201807291201001

工作途中の写真を撮っていなかったので、いきなり仕上がりの画です(笑)
尾輪ダンパーは、径の違うプラ丸棒3種類を組み合わせてそれらしく取り付け。
201807291523001

尾輪はキットのパーツを利用して、軽め穴をピンバイスで開け、尾輪側ダンパー受け金具部分をプラ板で作り直しています。
201807291523002

垂直尾翼ラダーの軸も、軸受金具を通す形で再現しておきました。
201807291534001

機体側ダンパー受け金具も、それらしくしております(^m^)>
201807291543001

さて、主脚につくカバーのパーツですが。。。
201807291527001

「練習用零戦」は機体の整備の便を考慮し、一部を取り外して運用されていたそうですので、資料を参考に不要な部分を切り取りました。
201807291527002

そのカバーを主脚パーツに接着固定し、機体に仮組みしました。
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主脚と尾輪の3点で、着陸時に機体を支える訳です。
201807291541001

自作した尾輪部分の強度が心配されましたが、結構丈夫に仕上がりました。
201807291540002

これで機体主要部分の工作が完了した事になります。
201807291540001

細かなパーツは紛失を防ぐために、塗装後接着して行く事としまして。。。
201807291538001

今後は楽しい~機体の塗装作業に入る事となります(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
お楽しみにぃ~♪


1/72零戦21型・筑波空作成記~その4 へつづく


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1/72零戦21型・筑波空作成記~その4

趣味の模型工作の時間です。

戦艦大和の艦橋を作成中ではありすが(^m^)>
今年の「やまつくオフ会」開催日が決定し、大和は未だ未完のままである事から、持ち込みの新作ジオラマを作ろうと言うお話です(笑)

ファインモールド 1/72日本海軍零式艦上戦闘機21型 「至高のゼロ」
(月刊モデルグラフィックス2007年11・12月号付録)

このキットを使い、筑波海軍航空隊でパイロット養成の訓練用に使用されていた「連戦」とも呼ばれた「練習用零戦」として再現したジオラマ作品を作ります。

と言う訳で!
1/72零戦21型・筑波空作成記~その3 につづき~その4です。

前回、尾輪のダンパー取り付け金具と、垂直尾翼ラダーの軸受け金具を自作して接着固定しました。
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主翼の後方にある補助翼を写真資料から上向きに取り付けた。
201808111616002

補助翼裏側は、プラ板の短冊でそれらしく工作しておきました。
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これで、資料写真の見え方になった^^。
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ピトー管やアンテナ類などのパーツは、破損を防ぐために最後に取り付ける事として、楽しい塗装作業へと入ります。

操縦席部分にティッシュペーパーを丁寧に詰め、マスキングテープで塗料が入り込まないように準備します。
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先ずは全体にサフを吹き、乾燥を待ちます。
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自作した尾輪部分もいい感じになりましたね♪
201808111717002

次に下地色としてお馴染みのマホガニーを吹きました。
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下地色が乾燥したら、練習機の機体下部のカラー黄燈色をエアブラシ塗装。
201808121519001

上面塗装をする前にマスキング作業をします。
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主翼上面の識別帯部分のマスキングと、風防のマスキングも行っています。
201808141621002

風防は先ずコクピット色(三菱系)をエアブラシ塗装して、乾燥を待ってから機体色を上塗りします。
201808151132001

機体上面は暗緑色(三菱系)をエアブラシで吹きまして。。。
201808151148001

ハンドピースのカップに残った塗料に、黄燈色を混ぜながら上塗りを何回か繰り返すグラデーション塗装を施しました。
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機体の退色をイメージしながらグラデーションをかけています。
201808151332001

発動機から操縦席前面までの機首部分をマスキングして、フラットブラックで塗り分け塗装しました。
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そして、機体マーキング塗装に入ります。
日の丸の白部分を、適当な大きさの丸いジャンクパーツをガイドにして、デザインナイフでマスキングテープを切り抜き貼り付けています。
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フラットホワイトをエアブラシ塗装しました。
が、少しマスキングを横着していたので、吹いた時に塗料がマスキングの端に掛かってしまい、うっすらと白いラインになっちゃいました^^;
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しかし、ここは仕上げ塗装で何とかリカバリー出来ると思うので~このまま作業を続けます(笑)

通常デカールで再現する尾翼の機体番号ですが、今回は練習機と言うキットでは想定されていないオリジナル作品の為、手描きする事に。。。
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写真資料を基に、シャープペンである程度下書きをして、筆で書き込みます。
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まま、それらしく再現出来たと自己満足(笑)
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写真に写っていない反面側は、別キットの図面をネットで拾って資料としました。
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主翼裏面の機番も手書き(笑)
少々リペイントしましたが、これがかえってそれらしくなったのでOKです!
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主脚格納部を青竹色でエアブラシ塗装し塗り分けして、基本塗装終了です。
201808161430001

機体マーキングはキット付属のデカールを貼ります。
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機体側面の日の丸を貼り付け。。。
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主翼下面にも貼り付け。。。
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主翼上面にも指示通りデカールを貼って行きます。
201808161839001

主翼のステップ部分の赤いラインが一体式のデカールになっていたのですが~一枚目貼り付け時に誤って破いてしまいまして(ToT)

仕方なく、赤いデカールをデザインナイフで極細に切って~貼って~何とかそれらしく補修しています(゚∀゚)アヒャヒャ
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そんなこんなで~夏季休暇中にここまで工作しました(笑)
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ここからは、仕上げ塗装で更にそれらしくなる様に進めていきます(^^ゞ
201808161847001

色がつくと、もうゼロになってますねぇ~^^v
と言う訳で~まだまだ~楽しい塗装作業が続きます!

1/72零戦21型・筑波空作成記~その5 へつづく


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1/72零戦21型・筑波空作成記~その5

趣味の模型工作の時間です。

戦艦大和の艦橋を作成中ではありすが(^m^)>
今年の「やまつくオフ会」開催日が決定し、大和は未だ未完のままである事から、持ち込みの新作ジオラマを作ろうと言うお話です(笑)

ファインモールド 1/72日本海軍零式艦上戦闘機21型 「至高のゼロ」
(月刊モデルグラフィックス2007年11・12月号付録)

このキットを使い、筑波海軍航空隊でパイロット養成の訓練用に使用されていた「連戦」とも呼ばれた「練習用零戦」として再現したジオラマ作品を作ります。

と言う訳で!
1/72零戦21型・筑波空作成記~その4 につづき~その5です。

前回、機体の基本塗装とデカールの貼り付け作業が終わりましたので、仕上げ塗装の作業を行います。
201808181527002

先ずはシルバーをドライブラシ塗装して「塗装の剥げ」を表現しました。
搭乗員や整備員がよく踏むであろう部分を中心に、筆をはたき付ける様にシルバーのインクをのせています。
201808181527001

次に墨入れを兼ねた汚し塗装をタミヤエナメルのフラットブラック、フラットブラウン、バフの3色で行います。
201808222152001

フラットブラックとフラットブラウンをエナメル溶剤で適度に混ぜ、筆でモールドにインクを流し込むように書き込みます。
201808181617001

はみ出した塗料を、エナメル溶剤を含ませた綿棒で丁寧に拭き取ります。
201808181630001

そうする事でモールドの凹部分にインクが残り、クッキリと見える様になります。
201808182103001

飛行時の空気の流れや、降雨時の水の流れが機体表面をどの様に流れるのかを想像しながら、一方向に拭き取る事で水垢の様な汚れを表現しています。
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何時も書かせて頂いていますが、エナメル塗料の溶剤はプラ素材を浸食する性質があるので、多量に付け過ぎず、拭き取り時にはあまり力を入れ過ぎないように心掛けています。
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発動機はアルミシルバーを塗装し、墨入れをしています。
スケールに対して、パーツ割も細かく、なかなか素晴らしい造形なので、無改造でキットそのまま使用しています。
201808181836001

完成後は発動機覆いに隠れて、ほぼ見えないので記念撮影(笑)
201808181836002

ここで発動機覆いに接着固定して、機体に接着しました。
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機体上面の墨入れ&汚し塗装も進めます。
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いい感じに仕上がって来ました^^。
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ペラを仮組みして仕上がり確認(笑)
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機首部分は黒塗装ですので、バフで墨入れと砂埃の汚れを表現。
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同じように主翼や胴体。。。
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尾翼にも砂埃による汚れ表現を施しています。
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あまりやり過ぎないように心掛けて仕上げ塗装終了としました。
201808222215001

エナメル塗料は他の塗料に比べ、完全乾燥に時間が掛かります。
完全乾燥を待ってトップコートしますので、その間に違う工作を進めます。

と言う訳で、いよいよジオラマベースの作成に入ります。
今回のベースは、以前何かで頂いた品が入っていた「これジオラマベースに使えるな」と保管していた桐箱の蓋を使います(笑)
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蓋をひっくり返した窪みの大きさに、スタイロを切り出してはめ込みます。
201808251159001

その上にスチレンボードを万能ボンドで接着固定。
木箱の蓋とスタイロ側面の隙間にスチレンボードの短冊を貼って固定しました。
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更にスチレンボードを切り出した物を、スティックのりで貼り付けました。
201808251456001

次に、モデリングペーストに、ひび割れを防止するためにジェルメディウム混ぜ合わせたものを準備しまして。。。
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先ほどのスチレンボードの上に、コンクリート製の駐機場をイメージして塗り付けて行きました。
塗り付け時は、綺麗に塗りつけようとは考えずに、ドンドン塗り重ねます。
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充分に乾燥させてから、平らな木片に両面テープで貼り付けたサンドペーパを使って磨く事で平面を作ります。
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最初は兎に角平らに均すようにガシガシ削り、ある程度平面が見えて来たら目地に沿うように一方向に磨き仕上げました。
201808261056002

塗装作業の前にマスキングをしまして。。。
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サフを吹き、基本塗装を施したら、仕上げ塗装へと入ります。
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ここも仕上げ塗装はタミヤエナメルを使っています。
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写真での見え方を確認しながら、色をのせて行く作業となります。
201808261500001

資料写真のようになって来ましたよぉ~( ̄ー ̄)ニヤリッ
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仕上げ塗装が終われば~コンクリートの目地に生える雑草を再現します。
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カラーパウダーを目地にふりかけ(笑)
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コースターフをワンポイントに植え付けていきました。
201808261724001

やり過ぎないように、目地のフチに沿うように植え付けです。
201808261726001

繊維系の草素材もアクセントに少量植え付けました。
201808261723001

モデリングペーストを盛り付けて、サンドペーパーで磨き均した事で、コンクリート表面の独特な風合いを上手く再現出来、狙い通りに打ちっぱなしのコンクリート地面になってくれたと自己満足(笑)
201808261723000

写真での見え方を確認しながら微調整を行い、ジオラマベース完成です。
201808261725001

作品の完成に向けて、仕上げの工作、作業に入って行きますが~
それはまた次回公開いたします!


1/72零戦21型・筑波空作成記~その6 へつづく


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1/72零戦21型・筑波空作成記~その6

趣味の模型工作の時間です。

戦艦大和の艦橋を作成中ではありすが(^m^)>
今年の「やまつくオフ会」開催日が決定し、大和は未だ未完のままである事から、持ち込みの新作ジオラマを作ろうと言うお話です(笑)

ファインモールド 1/72日本海軍零式艦上戦闘機21型 「至高のゼロ」
(月刊モデルグラフィックス2007年11・12月号付録)

このキットを使い、筑波海軍航空隊でパイロット養成の訓練用に使用されていた「連戦」とも呼ばれた「練習用零戦」として再現したジオラマ作品を作ります。

と言う訳で!
1/72零戦21型・筑波空作成記~その5 につづき~その6です。

前回機体の仕上げ塗装から、ジオラマベース作成までを公開しましたので、作品の完成に向けて、仕上げの工作、作業に入って行きます。

機体の仕上げ塗装が完全乾燥するのを待ってつや消しクリアーでトップコートし、その後に主翼にある「翼端灯」を再現しました。

主翼上面の灯カバー部分の下地にシルバーを筆塗しています。
201809021305001

翼端灯はクリアパーツを取り付けました。
201809021328001

カラーはタミヤエナメルのクリヤー塗料を使用。
下地のシルバーが反射色としてキラリとするのが狙いです^^。
201809021419001

左翼端にクリヤーレッド。。。
201809021428004

右翼端にクリヤーブルーを筆塗しています。
201809021428003

次に風防のマスキングを剥がしました!
枠が極細なので心配しましたが、それなりに塗り分け出来たな(笑)
201809021243001

操縦席前面の「照準器」もクリアパーツでしたので、ここで接着しました。
201809021338001

風防を機体に接着する前に、開閉する中央の枠の前後を間違えないようにこうして仮組みして確認しました。
201809021343001

これで間違えないと言う訳で。。。
201809021343002

風防を開けた状態で接着固定しました。
201809021343003

接着には流し込み接着剤を使用し、慎重に少量ずつ流し込んで完了です。
201809021343005

これで零戦そのものになりましたね~♪

あ、機体内部の側面に肉眼では判らないようなホコリが付着してるな^^;
後で取り除くの忘れないようにしなければ~(笑)
201809021343004

何せとっても小さなスケール模型ですので、こうして肉眼では見えにくい部分を写真でチェックする事も、仕上げ時には重要な作業となります。
201809021345001

最後に、破損防止の為に別に保管していた空中線支柱と。。。
201809021425000

主翼のピトー管を接着し、プロペラもこの段階で接着固定しました。
201809021432001

これで、機体本体は完成です( ̄ー ̄)ニヤリッ
201809021432002

因みに、今回は作品の保管・展示での破損を出来る限り避ける為に、あえて空中線は張らずにこれで完成としています。

さてぇ~!
今回の作品は筑波海軍航空隊でパイロット養成の訓練用に使用されていた「連戦」とも呼ばれた「練習用零戦」として再現したジオラマですので、その練習生達に登場してもらわなければなりません!

ここからは、もう一つの主役達の工作です。

今回使用したのはこちらのキット!
201806161131001

ハセガワ 1/72スケール 日本海軍 搭乗員セット(X72-16)です。

このキット、同スケールの「一式陸攻」用の乗員を再現できるキット(笑)
このまま組立てると、箱絵の様な乗員達が出来上がるのですが。。。
201806161133001

これを、切った、貼った、でぇ~連戦の練習生に仕立てます!
201808312357001

もう得意技となっておりますが(゚∀゚)アヒャヒャ
201809010059001

集合写真を撮ると言う「妄想」で、10名のパイロット達にそれぞれポーズをつけて行きました。
このままだとホラーだな(^m^)>
201809011900001

頭部は別パーツになっているので、後からはめ込みます(笑)
切り貼りした部分に、ひび割れや経年劣化に強いと言われる、タミヤのエポキシパテ(高密度タイプ)を使用して造形し直しています。
201809012226001

ポージングが完了したらば、塗装作業に入ります。
下地のサフを吹き、下地色にはお馴染みのマホガニーを吹いておきます。
201809021455001

次に顔の塗装。。。
ピンク色を調色したラッカー系塗料をエアブラシで吹きまして。。。
201809021510001

乾燥後に、ラッカー系のフレッシュをエアブラシ塗装しました。
201809021527001

飛行服等は筆塗で慎重に塗り分けています。
指先の搭乗員(°▽°)
201809021754001

基本塗装が終わった状態です。
キットの造形が素晴らしく、まだ墨入れをしていないのに、顔の凹凸の影だけで凛々しいお顔が見られ、ちょいとドキッとする写真になった!
201809021731001

こちらはタミヤエナメルで墨入れが終わった状態です。
特に顔の部分は余ったインクの拭き取りに時間を掛けています。
201809021902001

最後にハイライト塗装を筆塗で仕上げました。
201809032327001

一応「袖章(階級章)」を書いていますが、極小すぎてこれが限界です^^;
201809032157001

袖章は階級によってカラーや模様が違うのですが、こりゃ~階級なんちゃてにしか見えないな(笑)
老眼にはチトツライサイズだわw
201809032158001

ま、それらしく雰囲気重視と言う事で~突っ込みのない方向でお願いします!

と言う訳で!
写真に撮って見え方チェックです(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
201809032217001

写真では大きさが伝わり難いですが~こんな感じの大きさです(゚∀゚)アヒャヒャ
201809032215001

最後につや消しクリアーをエアブラシで吹いて仕上げました。
因みに、今回はこちらのつや消し塗料を使用しています。
201809032319001

今回はここまでの公開です!

いよいよ、次回はジオラマの仕上げ作業となりますが~それは今週末に開催されます「やまつくオフ会in長岡」終了後に公開します!

やまつくメンバーに皆さんには、オフ会の会場で完成品を披露しますので~
お楽しみにぃ~( ̄ー ̄)ニヤリッ

1/72零戦21型・筑波空作成記~その7 へつづく


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1/72零戦21型・筑波空作成記~その7

趣味の模型工作の時間です。

戦艦大和の艦橋を作成中ではありすが(^m^)>
今年の「やまつくオフ会」開催日が決定し、大和は未だ未完のままである事から、持ち込みの新作ジオラマを作ろうと言うお話です(笑)

ファインモールド 1/72日本海軍零式艦上戦闘機21型 「至高のゼロ」
(月刊モデルグラフィックス2007年11・12月号付録)

このキットを使い、筑波海軍航空隊でパイロット養成の訓練用に使用されていた「連戦」とも呼ばれた「練習用零戦」として再現したジオラマ作品を作ります。

作品は先日完成しまして、既に手元にはありません。
201809042331001

今回は、ジオラマの仕上げ作業を公開し、最後の作成記更新となります。

と言う訳で!
1/72零戦21型・筑波空作成記~その6 につづき~その7です。

前回までに仕上がっていたジオラマベースに作品タイトルを書き込みます。
パソコンで作成し、コピー用紙にプリントしたタイトル文字を、ベースの木枠にマスキングテープで固定して、シャープペンでけがくように写し取りました。
201809042146001

それをなぞるように、筆で手書きして行きました。
201809042207001

これでジオラマベースに作品タイトルが書き込まれました。
201809042223001

後は、これまでに作り上げた模型を配置し、固定して行く作業です。

機体本体の固定には、写真のように車輪に銅線を植え込み支えとします。
201809042247001

その支えを差し込む位置を、ジオラマベースに仮置きし決めて。。。
201809042249001

ピンバイスで穴を開けまして。。。
201809042251001

車輪の銅線を差し込み固定しました。
201809042254001

接着にはゼリー状の瞬間接着剤を、爪楊枝の先で少量点付けしています。
201809042254002

これで、機体本体ががっちりとベースに固定されました。

固定した機体の操縦席部分。。。
201809051728001

改めて操縦席の計器類をこうして写真に撮ると、肉眼では全く見えない部分ではあるものの、計器部分のデカールが素晴らしいなと~改めて思った(・∀・)
201809051730001

素晴らしいキットですね^^。
201809051731001

固定された機体を基準に、搭乗員たちの配置を決めて行きます。
201809042307001

機体と同じように、固定用に植え込んでいた銅線をベースに差し込み固定。
201809042332001

これで全ての役者たちがベース上に再現されました。
201809042330002

完成品写真撮影のテストショットです。
201809042333001

頭の中で組み立てられていた完成図通りに仕上がったと自己満足(笑)
201809042353002

乗員全ては、おいらの頭の中の「架空の人物」となっているのですが、10人それぞれの表情も上手く仕上げる事が出来ました。

因みに飛行帽のゴーグルガラス面をクリアー塗料で再現しています。
201809042353001

最後に、プラ角棒から切り出し、塗装して作り置きしていた車輪止めを接着。
201809050748001

写真資料を基に、現物合わせで作った車輪止めです(^m^)>
201809050748002

全ての工作が終了しました(^^ゞ
201809050749001

最終チェックも終わり、記念写真(笑)
201809050749002

1円玉との比較で、作品の大きさがお判り頂けるかな?
201809050749003

今年6月中旬から作成開始し、3ヶ月掛かりましたが完成しました。
201809050749004

完成した作品は、こうして野外撮影しましたので、後日公開いたします。
201809050829001

と言う訳で、完成させた作品を。。。
201809050756001

2018年9月8日(土)~9日(日)に新潟県長岡市で開催された
『やまつくオフ会in新潟長岡』にて発表して来ました。
201809082331001

長岡市と言えば、あの連合艦隊司令長官山本五十六の故郷でもあります。
一式陸攻を使用したジオラマ作品の里帰りも兼ねて、一緒に展示し、メンバーの皆さんにご覧頂きました。
201809082331002

そして、作成前から考えていた事を実行しました。

筑波海軍航空隊記念館のアドバイザーであり、やまつくオフ会のご意見番である大和魂さんを通じて、今年6月に新館オープンされた「筑波海軍航空隊記念館」さんに、お祝いも込めまして寄贈、引き渡し式を執り行わせて頂きました。
201809090814001

作品は昨日の内に、大和魂さんが記念館に持ち込んで、館内に展示してもらっております。
201809091547001
※写真は筑波海軍航空隊記念館にて大和魂さん撮影。

記念館の展示、それをご覧になられた皆様のお役に立てれば光栄です。
筑波海軍航空隊記念館にお立ち寄りの際は、是非作品をご覧ください。

と言う訳で、作成記としては今回が最終回となります。
完成品を室内撮影と、野外撮影していますので、次回「完成」として公開させて頂きます(^^ゞ

1/72零戦21型・筑波空作成記~完成 へつづく


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1/72零戦21型・筑波空作成記~完成

趣味の模型工作の時間です。

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今年の「やまつくオフ会」開催日が決定し、大和は未だ未完のままである事から、持ち込みの新作ジオラマを作ろうと言うお話です(笑)

ファインモールド 1/72日本海軍零式艦上戦闘機21型 「至高のゼロ」
(月刊モデルグラフィックス2007年11・12月号付録)

このキットを使い、筑波海軍航空隊でパイロット養成の訓練用に使用されていた「連戦」とも呼ばれた「練習用零戦」として再現したジオラマ作品を、今年6月中旬から作成開始し、約3ヶ月で完成させました。

と言う訳で!
1/72零戦21型・筑波空作成記~その7 につづき~完成です。

本作品の完成写真を、作品解説を交えながら公開します^^。

『我ら筑波海軍航空隊』
筑波海軍航空隊練習用零戦 ツ-1182号機及び搭乗員再現ジオラマ
201809051718001

昭和19年10月某日
練習機をバックに練習生達が集合写真を撮るシーンを再現しました。
201809051719001

場所は現在の茨城県笠間市にある筑波海軍航空隊駐機場です。
201809051720001

当時の連戦21型の資料を基に作りました。
201809051720002

練習生である搭乗員たちは、当時に思いをはせながら、筑波海軍航空隊記念館に多く残されている写真資料を参考に、想像で作らせて頂いた「架空の人物」となります。
201809051721001
201809051722001

本作品は、先日「筑波海軍航空隊記念館」様に寄贈いたしました。
201809051726001
201809051726002
ベースサイズ:タテ164mm×ヨコ164mm

■使用キット
<機体>
ファインモールド 1/72日本海軍零式艦上戦闘機21型 「至高のゼロ」
(月刊モデルグラフィックス2007年11・12月号付録)
201806161111001
201806161111002
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201809021431001
201809021431002
201809021434001
<搭乗員>
ハセガワ 1/72スケール 日本海軍 搭乗員セット(X72-16)
201806161131001
201809012226001
201809032217001
201809050949000

野外撮影した写真を編集しましたのでご覧ください。
201809050830000
201809050830001
201809050832001
201809050833001
201809050833003
201809050835001
201809050835002
201809050836001
201809050836002
201809050836003

更に、撮影した写真を当時の資料写真風にモノクロで仕上げてみました。
(これは模型を撮影した画像です。)
201809050838001
201809050838002
201809050840001
201809050841001
201809050836000
201809060846001

作成開始前から、頭の中で組み立てていた情景が再現出来たと思います。

今回参考にした当時の資料写真より
筑波海軍航空隊練習用零戦 ツ-1182号機 実機について。
201806161100001
※写真は資料写真を撮影し転載。

資料写真は、昭和19年10月頃、筑波基地(現・茨城県笠間市)エプロンに並ぶ筑波海軍航空隊の中島製零式艦上戦闘機21型練習機です。

尾翼に見られる機番号は、筑波海軍航空隊を示す「ツ-1182」機番号が記入され、その上方には分隊区分を示していると思われる「2」が記されています。

胴体後部の濃緑色と練習機を示す黄燈色の塗り分けラインが波型になっているのは、連戦11型も含めた練習部隊機に共通した特徴と言われています。

日の丸後方の白い横・縦帯は、編隊飛行時の姿勢確認用に塗られたものと思われます。
整備の便を考慮して、主脚カバー下部と胴体後端覆いを取り外しているのも練習用零戦に多く見られた措置だそうです。

筑波海軍航空隊は、昭和13年12月に霞ヶ浦航空隊の友部分遣隊が独立して開隊し、陸上機搭乗員の操縦教育を担当していた。

昭和19年3月には、従来の航空隊は筑波空に移り、替りに解隊した大分空の飛行機体が転入し、艦戦搭乗員の錬成を専門とするようになったそうで、写真に写る各機も旧大分空所属機だった可能性が大きいと言われています。

【最後に】
この作品はあくまでも、私個人の趣味である模型工作で、史実をもとに想像で作成した架空の作品であり、またそれ以外に他意はなく、当時の筑波海軍航空隊に思いをはせながら、ここに公開させて頂いております。

本作品は筑波海軍航空隊記念館様に寄贈させて頂きました。
記念館での展示資料の一部として、多くの来館者の皆様にご覧頂く事で、かつて笠間の空を飛び、鍛練を重ねていた搭乗員達がいた事を知って頂く機会になれば幸いです。

【筑波海軍航空隊記念館】
所在地:茨城県笠間市旭町654
事務局連絡先:0296-73-5777
(ナビで検索する場合は病院0296-77-1151の番号で)
http://www.p-ibaraki.com/tsukuba

と言う訳で、長らくお付き合い頂きました「1/72零戦21型・筑波空作成記」もこれで終了です。

改めまして、ご覧頂いた全ての皆様に感謝!
ありがとうございました。

1/72零戦21型・筑波空作成記~<完>

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一式陸攻作成記
  • 1/48一式陸攻作成記~完成・ブーゲンビル島編
  • 1/48一式陸攻作成記~完成・ブーゲンビル島編
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