趣味の模型工作の時間です。

タミヤ 1/48スケール 「一式陸上攻撃機11型 山本長官搭乗機」
これを使ったジオラマ作品にしようと言うのが今回のミッションでした(笑)

1/48一式陸攻作成記~完成・ラバウル基地編につづき
~完成・ブーゲンビル島編です。

2015年11月22日から作成開始した一式陸攻が、約1年掛けてようやく完成しました。
今作の主役である山本五十六長官搭乗の一式陸攻が、ラバウル基地から最後に飛び立ってから時が流れ、平成の現代、ブーゲンビル島に眠る長官機の残骸を再現したシーンを、野外撮影した写真と作品解説を交えながら公開します。

1943年(昭和18年)4月18日、山本五十六連合艦隊司令長官が座乗した一式陸攻は、米軍P-38戦闘機の撃墜により、ブーゲンビル島のジャングルに墜落し、永久の眠りにつきました。。。

時は流れ、平成の現代。。。
長官機は現在も、ブーゲンビル島のジャングル奥深くで眠っています。
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機体は機首と機尾に分裂し、戦後数十年の間、ジャングルの奥深くで風雨にさらされ、朽ち果てた姿となっています。
(色々調べたのですが、長官機の機首部分の存在は確認出来ていません。)
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墜落後直ぐとされる垂直尾翼の資料写真には写り込んでいた、山本長官が搭乗していた事を示す機番「323」が記されていた部分。。。
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これは想像ですが、その機体である事を隠すために、その部分の外板が後にはぎ取られたのではないかと。。。
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かつては、敵機の攻撃に備えて装備されていた機尾機銃座は、その台座フレームが残るだけとなってます。
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不時着を試みたものの、ジャングルの立木などに激しくぶつかり、めくれ上がったと思われる水平尾翼が、その衝撃の凄まじさを物語っています。
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主翼もまた、その衝撃でもぎ取られた残骸として残されていました。。。
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今作では、山本五十六長官の故郷である、新潟県長岡市にある「山本五十六記念館」さんに、パプアニューギニア政府の厚意により平成元年(1989)に里帰りし展示されている、一式陸攻の左主翼(先端部)も出来る限り再現し、里帰りさせるプロジェクトの調査団が、現地視察にやって来たと言う設定で、そのシーンを再現しています。
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山本五十六記念館の展示品を基に再現した、一式陸攻の左主翼です。
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『山本五十六記念館:展示品のご紹介より主翼の里帰りの経緯を抜粋』
昭和59年(1984)2月山本五十六の生誕100年を記念して、山本元帥景仰会は、ブーゲンビル島のジャングルをたずね、搭乗機の残骸を前に慰霊祭を行った。その後、パプアニューギニア政府の厚意により平成元年(1989)、左翼の里帰りが実現した。

以上、引用終わり。

【追憶 山本五十六】
平成の現代・ブーゲンビル島
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はるばる日本からこの地を訪れた調査団の目線の先に。。。
在りし日の山本五十六長官を追憶し、最後に飛び立とうとする一式陸攻の姿が見えたのではないだろうか?
と想像しながら工作を終えました。
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この作品はあくまでも、私個人の趣味である模型工作で、史実をもとに想像で作成した架空の作品であり、またそれ以外に他意はなく、只々在りし日の「山本五十六」長官に思いをはせながら、ここに公開させて頂いております。

と言う訳で、今回を含め、全53回に渡りまして
長らくお付き合い頂きました「1/48一式陸攻作成記」もこれで終了です。

改めまして、ご覧頂いた全ての皆様に感謝!
ありがとうございました。


ジオラマ作品「1/48一式陸攻作成記」<完>

「1/48一式陸攻作成記」を初めから読む

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