探査機はやぶさ作成記もいよいよ終盤です。

前回、はやぶさ本体にウォッシングをして仕上げ塗装を施し、土台を完成させた所まで公開しました。

その続きでございます。

本体の塗装が乾燥しましたので、組み立て接着を行うのですがその前に小さな部品の仕上げを済ませてしまいます(笑)

以前に基本塗装をしておりましたイトカワの物質を収集する為の装置。
その折にサンプラホーンと記しておりましたが。。。

正しくは サンプラーホーン でした^^;

すんません(汗;;

サンプラーと言うのがサンプリングの意味?と思います。
ホーンと言うのは管楽器、つまりラッパの形状の事。
なので「サンプラ―ホーン」ですww

お詫びして訂正しておきます(^m^)>

でぇ!
そのサンプラーホーンを仕上げて行きます(笑)

このサンプラーホーン、構造的に伸び縮みする物のようでして。。。
キットではその収縮部分が伸びた状態を再現してある様子。。。

その伸び縮みをバネで行うようなのですが、そのバネの表現は凸ではなく凹モールドになっていましたので、少しだけ手を加えます。
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太さを失念してしまった銅線(多分0.2mmくらいだったと)を巻き付けていきまして。。。
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瞬間接着剤で根元の部分を接着しました。
あくまでも「それらしく」ですので突っ込みは無い方向でお願いしますww

そのままでもよかったのですが、先端のホーン部分にシルバーにてドライブラシを施しました。
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この方がなんとなく雰囲気と立体感が出てええ感じです^^。
仕上げにトップコートとしてフラットクリアーを吹いておきました。
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その他小さな部品の仕上げ塗装としてゴールドを塗装。
本体への取付けを待つばかりとなりました。
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それでは、本体の組み立てへと移りましょう♪
先ずは太陽電池パネルを本体に接着して行きます。
(柱の部分にシルバーにてドライブラシを掛けました。)
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キットでは、左右それぞれに取付け方向がありまして、正面から見て右側の支柱取り付け部分には突起が一つあり、本体内側の溝にはめ込むようになっております。
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反対の左側は、その突起が二つになっていて、それぞれ取り付けを間違わないように工夫されておりました。
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この状態で、流し込み用接着剤を根元に流し込んで接着しました。
はめ込み式で組み立てる事で、細い支柱の接着面積を確保し、同時に強度も保たれる設計になっておりました。

なので、太陽電池パネル部分を持って持ち上げても根元がポキッ!と折れる事はなさそうです。(勿論強い力を加えると折れちゃいますので注意です!)

太陽電池パネルが接着されましたので、箱上の本体上面の蓋部分をかぶせて接着完了です!
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先に完成した飾り台に本体底面のガイドをはめ込んでみました。
翼を広げたような独特のスタイルがようやく見えて来ましたよぉ~♪
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ここまでは、まだ姿勢制御用の噴射装置であるスラスターが付いていないので、本体下面に破損する様な突起がないですから作業台に直置きしても問題なかったのですが、ここから先はそうも行きませんで。。。

ここで、はやぶさと共にもう一つ!
イトカワを模した飾り台に飾る事になる探査機。。。
MINERVA (ミネルバ)」を作ってしまいます!

このミネルバの存在をおいらは知らなかったのですが^^;
今回はやぶさを作って欲しいとお願いされた依頼者である吉田さんより、是非ミネルバも飾って欲しいとたってのご要望がありましたので、その存在を知る事にww

ちゃんとキットにも付属されているのですが。。。

↓それがこれ
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めちゃ小さいんですわぁ~^^;
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調べると、実機も小さいww
重さわずか591g 直径 120mm × 高さ 100mm(正16角柱)の探査用ロボットとの事!

はやぶさのキットが1/32スケールのキットですから約4mmのミネルバが再現されておりますww

出来る限り表現しようと、先ずシルバーの下地塗装をして、乾燥後これも太陽電池を見に纏っていると言う事でエナメル系塗料のクリアーブルーを塗装しました。

仕上げに軽くシルバーでドライブラシ(笑)

ピンバイスで飾り台に穴を開け。。。
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ミネルバの底面からステンレス製の針金を瞬間接着剤で接着。。。
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その反対側を飾り台に突き刺すように瞬間接着剤で固定しました。
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こんな感じです(^m^)>
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余談ですが。。。

このミネルバ君はあまり語られる事がないようなのすが、調べると不運の子でしてぇ~(T_T)

そもそも正式なプロジェクトとしての予算が無かった為に、民生品や宇宙仕様品の廃棄部位の使用、宇宙仕様品のメーカーによる無償提供などで開発コストが大幅に削減され、やっとの思いではやぶさ君に搭載さてれ宇宙に旅立ったのですが。。。

イトカワの地表探査の為に、はやぶさから分離されたミネルバ君は、はやぶさの機体が上昇中だった事もあり宇宙空間に放り出される格好で、イトカワに着陸する事が出来ずに、今現在も宇宙空間を小さな「人工衛星」として旅しているそうです。。。

しかし、分離後の状態は良好で、探査機の太陽電池パネルを撮影した他、通信可能限界距離を越え通信が途絶するまで18時間に渡ってデータを送信し続けたんだそうです。
(ネタ元:ウィキペディアはやぶさ(探査機)の項目より抜粋)


そんな訳で、今日はここまでぇ~(笑)

探査機はやぶさ作成記~その18 へつづく